拘束時間 〜 追憶の絆 〜
こんな事を言う、優斗は初めて......。
私は彼らしくないSっぽい発言に心拍数が急上昇した ーー。
彼を今まで、俺様とかS系と思ったことはなかった。
優斗はいつも、私の気持ちを最優先して行動してくれる。
もし、彼が強引な男なら。昨夜、無理やりにでも私を抱いていたはず。
彼らしくないこの発言は、
......男心に火がついた?
一度は途切れるかと危ぶまれた赤い糸が繋がった時ほど、その反動は大きい。そして、嫉妬は恋の炎を燃やす燃料となって。余計に恋人と触れ合いたくなる。
優斗、やっぱり。私が浦田さんとお茶したことに、かなり嫉妬してる......。
彼を不安にさせて、心配をかけた事は本当に申し訳無く思う。
今、優斗はきっと余裕をなくしてる。
だけど、そんな彼が無性に愛おしい......。
私の雰囲気を察した優斗は無言のまま愛車を走らせて、車内に響くR&BのBGMが、私達の気持ちを高まらせた。
BGMのボーナストラックが始まったあたりで。点灯し始めた街灯の数をかぞえながら大きな橋を渡って、しばらく走行すると対向車線側にレストランやショッピングモールを併設する高層マンションが見えてくる。
彼はウインカーを右に出してタイミングよく曲がると、バックミラーで後続車を確認した後に、後ろを少し振り返り車線を変更して速度を緩めた。
そして。およそ五分後、私達はマンションの駐車場に着いた。
彼と私の間には相変わらず会話はなく。ただひたすら、甘い空気だけが流れ続けていた。
駐車場のエレベーターに乗り込み扉が閉まった瞬間に。繋いでいた左手を”グッ”と引っぱられて、私はその反動で彼の胸に頬を埋める体勢になった。
胸にもたれかかった、今にも崩れ落ちそうな不安定な身体を支えるように。彼は右腕を私の肩にまわすと、そのまま強く抱きしめた。
気がつけば、繋いでいた左手も解かれて。私の腰を彼の腹部に密着させるように彼の左手は私の腰を抱いていた。
「やっぱり。今のままの沙綾が良い。こうして、俺の腕の中にすっぽり収まってくれるから......」
私は彼らしくないSっぽい発言に心拍数が急上昇した ーー。
彼を今まで、俺様とかS系と思ったことはなかった。
優斗はいつも、私の気持ちを最優先して行動してくれる。
もし、彼が強引な男なら。昨夜、無理やりにでも私を抱いていたはず。
彼らしくないこの発言は、
......男心に火がついた?
一度は途切れるかと危ぶまれた赤い糸が繋がった時ほど、その反動は大きい。そして、嫉妬は恋の炎を燃やす燃料となって。余計に恋人と触れ合いたくなる。
優斗、やっぱり。私が浦田さんとお茶したことに、かなり嫉妬してる......。
彼を不安にさせて、心配をかけた事は本当に申し訳無く思う。
今、優斗はきっと余裕をなくしてる。
だけど、そんな彼が無性に愛おしい......。
私の雰囲気を察した優斗は無言のまま愛車を走らせて、車内に響くR&BのBGMが、私達の気持ちを高まらせた。
BGMのボーナストラックが始まったあたりで。点灯し始めた街灯の数をかぞえながら大きな橋を渡って、しばらく走行すると対向車線側にレストランやショッピングモールを併設する高層マンションが見えてくる。
彼はウインカーを右に出してタイミングよく曲がると、バックミラーで後続車を確認した後に、後ろを少し振り返り車線を変更して速度を緩めた。
そして。およそ五分後、私達はマンションの駐車場に着いた。
彼と私の間には相変わらず会話はなく。ただひたすら、甘い空気だけが流れ続けていた。
駐車場のエレベーターに乗り込み扉が閉まった瞬間に。繋いでいた左手を”グッ”と引っぱられて、私はその反動で彼の胸に頬を埋める体勢になった。
胸にもたれかかった、今にも崩れ落ちそうな不安定な身体を支えるように。彼は右腕を私の肩にまわすと、そのまま強く抱きしめた。
気がつけば、繋いでいた左手も解かれて。私の腰を彼の腹部に密着させるように彼の左手は私の腰を抱いていた。
「やっぱり。今のままの沙綾が良い。こうして、俺の腕の中にすっぽり収まってくれるから......」