真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
「君の心が、まだ......成瀬にある事は分かってる。でも、それじゃダメだ」
「え......っ」
夜の帳はすっかり降りて、窓ガラスの向こうに広がる街のイルミネーションがやけに眩しい。反対に、この部屋の琥珀色の明かりは何だか薄暗くて、言葉を発する勇気が湧いてこない。
ジークが言った、”それじゃダメだ”の真意。そして、私がジークに話さなければいけない事、その二つを紐解きたいのに......。
なにも言えない私は言葉の代わりに不安な眼差しで眉頭を歪ませながらジークを見据えた。
「今すぐに、オレを愛してくれとは言わない。その代わり、お腹の子の母親として生きて欲しい。だから、成瀬に対する感情はどうか捨て去ってくれ。なにも、子供の為だけに言ってるんじゃない。ましてや、オレの為なんかじゃなく。優花、未来の君自身のためなんだ。このまま、君の心を成瀬に置いていたら、必ず君の心は.......破壊される」
「.......なっ! 破壊って......どういう事!?」
「前言ったよね。成瀬はオレの元同僚で、女にだらしなかったって」
.......私の知らない昔の広務さん。
でも.......、そんなの嘘だ!!
そう、思いたい.......。
「........」
心の中で激しく抵抗しながらも、私は黙ってジークの話を聞き続ける事しかできなかった。
「え......っ」
夜の帳はすっかり降りて、窓ガラスの向こうに広がる街のイルミネーションがやけに眩しい。反対に、この部屋の琥珀色の明かりは何だか薄暗くて、言葉を発する勇気が湧いてこない。
ジークが言った、”それじゃダメだ”の真意。そして、私がジークに話さなければいけない事、その二つを紐解きたいのに......。
なにも言えない私は言葉の代わりに不安な眼差しで眉頭を歪ませながらジークを見据えた。
「今すぐに、オレを愛してくれとは言わない。その代わり、お腹の子の母親として生きて欲しい。だから、成瀬に対する感情はどうか捨て去ってくれ。なにも、子供の為だけに言ってるんじゃない。ましてや、オレの為なんかじゃなく。優花、未来の君自身のためなんだ。このまま、君の心を成瀬に置いていたら、必ず君の心は.......破壊される」
「.......なっ! 破壊って......どういう事!?」
「前言ったよね。成瀬はオレの元同僚で、女にだらしなかったって」
.......私の知らない昔の広務さん。
でも.......、そんなの嘘だ!!
そう、思いたい.......。
「........」
心の中で激しく抵抗しながらも、私は黙ってジークの話を聞き続ける事しかできなかった。