バレンタイン・プレゼント
エピローグ
「あぁっ!?俺が恵理ちゃんと結婚するって!?どっからそんな発想が出てきたんだよ」
「え。だって、社内でも噂でもちきりだったし。それに・・・あのとき電話で話してたのは、石本恵理さん、だったんでしょ」
「あ?あのときって?」
「クリスマスの朝・・」
「あぁあのときか。そうだよ。あれは、恵理ちゃんに見合い話が来てて、その中の候補の一人が俺だと知った恵理ちゃんが、まだ若いのに結婚なんてしたくないから何とかしてくれと泣きついてきたんだ。俺としてはどうすることもできないが、少なくとも俺は、恵理ちゃんとは結婚しない。結婚すると決めた女性がいるからと言った。石本専務にもそれは話したんだけどなぁ。噂になってたのか。ふーん・・・。で、かすみはそれ聞いてどう思ったんだ?」
「え?どうって・・・仕方ないな、って・・」

俯いて答えた私に、如月さんは「おいおい」と言った。

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