愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
程なくして縫製場に到着して、電話をくれたこ此処のリーダー的存在の橘に声をかける。
彼は父と同じくらいの年齢で未だに現役だ。
彼の技術に惚れ込んだお弟子さん達も何人かいて、自分もそのうちの1人だったりする。
「橘さんっ、遅くなりました。」
私の声に手元に集中していた橘が顔を上げる。
「忙しいのに悪いね、真澄ちゃん。、、、そちらの彼が噂のイケメンモデル君か。」
するとスッと後ろから彼が前に出た。
「初めまして。、、、東雲 仁です。本日は見学させて頂きたく参りました。作業のお邪魔ではなければせび、その匠の技を拝見させて下さい。」
そういって深く頭を下げる。
「これはなかなか、好青年な色男を捕まえたな?真澄ちゃん。服しか興味無さそうにして隅に置けんな?見らん間に綺麗になって、父親のような心境だよ。」