愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
父と橘は歳も近く、お互い刺激し合いながらここまでやってきたと聞いている。
祖父自分を息子のように可愛がっていたとよく橘が話してくれた。
そんなこの仕事一筋のプロにお世辞でも褒めて貰って涙が出そうになる。
「、、、いいえ、まだまだです。デザイナーとしてはヒヨッコではありますが、精一杯〝ShinonOme〟の意思を継いで未来に繋いで見せますっ、、!その為にもまず、納品を間に合わせならば!、、、ですよね?」
力強い真澄の目に、橘も目つきを変える。
「そうだ。絶対に品質は落とさずに、仕上げて見せるからな。〝ShinonOme〟は絶対に無くならない。」
「っ、、、!はいっ、、!!!」
お互いそれ以降、目もくれず作業を続ける。
結局作業は深夜にまで及んだ。