愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


あの頃を少し思い出して苦笑い。

そんな彼と付き合っていた事が、嘘みたいだ。








デザイナーになるべくして育った環境なのに、彼には勝てなくて、少し卑屈になっていた時期だった。






、、、、彼に声を掛けられたのは。


勿論、人気者だった彼からの告白が信じられなくて最初は断った。




でも彼は諦めなかった。

時間を見つけてはアタックされ、彼の真剣さと一途な想いに次第に心惹かれた。










2人の恋人関係は、卒業するまで続いた。



別れは自分から切り出した。

彼は大手アパレル企業に内定が決まっていたし、これからの彼の事を思えばいつまでも自分の子守をさせておくのは申し訳ないと思ったからだ。


< 191 / 330 >

この作品をシェア

pagetop