愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
気不味い雰囲気は順の一言で一変し、和やかなムードで対談は終了した。
さっきのは幻覚だったのかと疑うほどに、穏やかな順の表情にホッとして、真澄も関係者やスタッフ1人1人に丁寧に挨拶を交わしその場を後にする。
そこへ同じく挨拶を済ませた順が隣に並ぶ。
「今日どうやって来たの?」
「あ、順君お疲れさま。今日はタクシーで来たよ?どうして?」
「俺、車で来てるから送っていくよ。ほら、こっちにおいで?」
そういって優しく手を引かれ、車に乗せられる。
「でも、忙しい順君に悪いよっ、、。」
申し訳なさそうに遠慮する真澄に、少し真顔で問いかける。
「もしかして、ご主人に怒られるとか、、?」