愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
少し不機嫌そうに呟く。
それがなんだが可愛くて笑ってしまう。
結局、本当に丁寧に髪や身体を洗ってくれて、子供が居たら良いパパになりそうだなぁと想像してしまう。
しかも上がった後には髪までドライヤーをかけてくれる。
なにかそんなに後ろめたい事があるのが疑ってしまうほどの甘やかしっぷりだ。
最近、こうして身体を重ねる以外での接点がなかったせいかつい嬉しくなってしまう。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎて、出掛ける準備が整った。
まだ重たい身体も彼のお陰で、マシになった。
出掛ける直前になって、姿が見えなくなり探し回ると衣装部屋から出てくる。
「このサンプル、着ていいんだろ?」