愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~

ちらっと美加子を見ると、表情を歪めている。

その表情を一度だけ何処かで見たことがあるが上手く思い出せない。



よく考えたら子供がいない美加子にこの話はまずかったかと思い、慌てて話題を変える。







「こ、今度こちらの会場でショーをするので是非見に来て下さい。」

「あら、、、もうすぐね。そんな身体で動き回って大丈夫なの?安定期に入ったからっていっても油断は出来ないのよ?」


直ぐにいつもの綺麗で穏やかな顔に戻り、ホッと溜息をつく。

それにあまり子供のことも気にしていないようだし、逆に気遣ってくれる。

やっぱり美加子は優しい人だ。



その後は普通に世間話をして、美加子は帰った行った。










この時に、ちゃんと美加子のあの表情を何処で見たのか思い出していれば大ごとにならずに済んだのかもしれない、、、。


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