素直になれない、金曜日
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放課後は委員会での文化祭準備。
もう仕上げの細かい作業に入ってきていて、委員長先輩が適当に割り振った何人ずつかのグループに分かれて作業をすることになったんだけれど……。
図書室のすぐ側の空き教室で、砂川くんとふたりきり。
委員長先輩に命じられて、ふたりで看板にニスを塗る作業を黙々としていた。
気まずいこと、この上ない。
一緒の当番だったり、一緒に買い出しに行ったりしていたから、先輩は敢えて一緒にしてくれたんだと思うけれど……。
さっきからお互い一言も話さないまま時間だけが流れていく。
砂川くんとは相変わらずこんな調子で何も変わった様子はない。
でも、今日は由良ちゃんと話すことができたから良い日か悪い日かで言えば、良い日だったんじゃないかな……!
なんて心の中で強がって、ニス塗りに没頭していると、突然。
「今日、なんかいいことでもあった?」
久しぶりに聞いた砂川くんの声。
驚いて、弾かれるように顔を上げると砂川くんと一瞬目が合って。
だけど、すぐに逸らしたのはやっぱり砂川くんの方だった。
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放課後は委員会での文化祭準備。
もう仕上げの細かい作業に入ってきていて、委員長先輩が適当に割り振った何人ずつかのグループに分かれて作業をすることになったんだけれど……。
図書室のすぐ側の空き教室で、砂川くんとふたりきり。
委員長先輩に命じられて、ふたりで看板にニスを塗る作業を黙々としていた。
気まずいこと、この上ない。
一緒の当番だったり、一緒に買い出しに行ったりしていたから、先輩は敢えて一緒にしてくれたんだと思うけれど……。
さっきからお互い一言も話さないまま時間だけが流れていく。
砂川くんとは相変わらずこんな調子で何も変わった様子はない。
でも、今日は由良ちゃんと話すことができたから良い日か悪い日かで言えば、良い日だったんじゃないかな……!
なんて心の中で強がって、ニス塗りに没頭していると、突然。
「今日、なんかいいことでもあった?」
久しぶりに聞いた砂川くんの声。
驚いて、弾かれるように顔を上げると砂川くんと一瞬目が合って。
だけど、すぐに逸らしたのはやっぱり砂川くんの方だった。