今すぐ好きを。
悠ちゃんもあまり気付いていなかったようで、そういえばという顔をしている。


うん、私も驚いたよ、自分で言ったのにね。



顔も、体格も、声も、名前も、お友だちのことは知らない。

ただ判るのは、三橋君よりお友だち君の方が、背が高いということ。


「友人Aみたいな人だね」と悠ちゃんが言う。


その例えは、とてもピタリとハマっていて、つい笑ってしまった。


お友だち君、ごめんなさい。



「まあ、隣に誰がいようが知ったことじゃないんだけど……。どうする?怖いこと、話す?」


答えが難しい問題だ。


言えば三橋君は近づかなくなるかもしれない。


けどそしたら、折角の克服のチャンスを逃してしまうかもしれない。
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