包み愛~あなたの胸で眠らせて~
とりあえず明日は広海くんが不在だから、少し噂も落ち着くといいのだけど。
しかし、私の考えは甘かった。
出張を終えて帰ってきた広海くんは自分の家に入る前、我が家に寄った。お土産の肉まんを持ってきてくれたのだった。
私はそれを受け取ってから、広海くんにお願いをした。私たちが一緒に出社することを気分悪く思っている人がいるから、会社最寄り駅からは離れて歩いて欲しいと。
広海くんは私の話を聞いて、眉根を寄せ「大丈夫?」と聞いてきた。気分悪く思っている人に何か言われたかされたかしたのかと心配した。
本人からは何も言われていなく、そう話している人がいると星野さんに教えてもらったことを話すと安堵してはいたが、私が嫌な思いをしないよう注意すると言ってくれた。
翌日の朝、広海くんの顔を見るなり、肉まんのお礼を言った。
「昨日はありがとう。ご飯食べた後だったけど、湊人と食べたよ。美味しかった」
「よかった。実は自分のも買ってきていて、俺も昨日食べたんだ。やっぱり美味しいよね」
「うん!」
こんなふうに、たわいもない話を出来ることが本当に嬉しい。私たちの話は小学生が登下校に話をするのと変わらない感じだ。
しかし、私の考えは甘かった。
出張を終えて帰ってきた広海くんは自分の家に入る前、我が家に寄った。お土産の肉まんを持ってきてくれたのだった。
私はそれを受け取ってから、広海くんにお願いをした。私たちが一緒に出社することを気分悪く思っている人がいるから、会社最寄り駅からは離れて歩いて欲しいと。
広海くんは私の話を聞いて、眉根を寄せ「大丈夫?」と聞いてきた。気分悪く思っている人に何か言われたかされたかしたのかと心配した。
本人からは何も言われていなく、そう話している人がいると星野さんに教えてもらったことを話すと安堵してはいたが、私が嫌な思いをしないよう注意すると言ってくれた。
翌日の朝、広海くんの顔を見るなり、肉まんのお礼を言った。
「昨日はありがとう。ご飯食べた後だったけど、湊人と食べたよ。美味しかった」
「よかった。実は自分のも買ってきていて、俺も昨日食べたんだ。やっぱり美味しいよね」
「うん!」
こんなふうに、たわいもない話を出来ることが本当に嬉しい。私たちの話は小学生が登下校に話をするのと変わらない感じだ。