包み愛~あなたの胸で眠らせて~
「何も言わないで帰ってきちゃったけど、大丈夫だった?」
「課長も話を堀田から聞いていて、紗世のことを気にしていたし、高橋さんが話してくれたから大丈夫だよ。土日ゆっくり休んで、もし月曜の出勤が無理そうだったら言って。どう? 落ち着いた?」
「うん……落ち着いたというか、何も考えたくなくて……目を閉じていたら寝ていた」
「うん。そういうふうに何も考えないようにした方がいいと思う。……でも、話してくれたら嬉しいんだけど」
広海くんは控え目に私が言えないでいることを聞いてきた。
広海くんは誰にも話せずにいたことを私にだけ話してくれた。それは私を信頼してのことだ。
だったら、私も広海くんを信頼しているなら……話した方がいい。
彼はきっと過去のことも受け入れてくれる。
「広海くんが転校してのは夏休み前だったね。広海くんのいない夏休みはつまらなかったけど、あまり遊んだことのない子とも遊んで、それなりに楽しんだの。だけど、夏休みが終わってから同じクラスの女の子たちの私を見る目がおかしかった」
「課長も話を堀田から聞いていて、紗世のことを気にしていたし、高橋さんが話してくれたから大丈夫だよ。土日ゆっくり休んで、もし月曜の出勤が無理そうだったら言って。どう? 落ち着いた?」
「うん……落ち着いたというか、何も考えたくなくて……目を閉じていたら寝ていた」
「うん。そういうふうに何も考えないようにした方がいいと思う。……でも、話してくれたら嬉しいんだけど」
広海くんは控え目に私が言えないでいることを聞いてきた。
広海くんは誰にも話せずにいたことを私にだけ話してくれた。それは私を信頼してのことだ。
だったら、私も広海くんを信頼しているなら……話した方がいい。
彼はきっと過去のことも受け入れてくれる。
「広海くんが転校してのは夏休み前だったね。広海くんのいない夏休みはつまらなかったけど、あまり遊んだことのない子とも遊んで、それなりに楽しんだの。だけど、夏休みが終わってから同じクラスの女の子たちの私を見る目がおかしかった」