包み愛~あなたの胸で眠らせて~
彼の後ろ姿を呆然と見ていた私は高橋さんの問いかけで、ハッと我に返った、その後、社内案内されている間はずっと彼のことを考えていた。
池永広海って、あの広海くん?
でも、私の知ってる広海くんの面影が全然ない。
同姓同名の別人だろうか?
でも、彼も私の名前を聞いて驚いた顔をしていた。
あとで、確かてみよう。
私の知る広海くんとの突然の別れからは数えてみれば、17年も経っている。同一人物だったとしても、面影がないのは当然かもしれない。
案内してもらってフロアに戻ったが、確認したいと思う彼の姿が見えなかった。
その後、デスクについてはいたけど、忙しそうにしていて業務以外のことで声をかけるのに躊躇われた。今すぐにと急ぐほどのことではない。そのうち確認する機会はあるだろ。
広海くんのことは頭の片隅において、まずはやるべきことからやらないと。基本的な事務はどこも変わらないけど、社内システムはそれぞれ独自のものがあって異なる。
引継ぎ書の中にあるマニュアルを広げて、進めていく。隣に座る高橋さんが私の手元を覗き込んだ。
「わからないことがあったら、いつでも聞いてね」
「はい、ありがとうございます」
池永広海って、あの広海くん?
でも、私の知ってる広海くんの面影が全然ない。
同姓同名の別人だろうか?
でも、彼も私の名前を聞いて驚いた顔をしていた。
あとで、確かてみよう。
私の知る広海くんとの突然の別れからは数えてみれば、17年も経っている。同一人物だったとしても、面影がないのは当然かもしれない。
案内してもらってフロアに戻ったが、確認したいと思う彼の姿が見えなかった。
その後、デスクについてはいたけど、忙しそうにしていて業務以外のことで声をかけるのに躊躇われた。今すぐにと急ぐほどのことではない。そのうち確認する機会はあるだろ。
広海くんのことは頭の片隅において、まずはやるべきことからやらないと。基本的な事務はどこも変わらないけど、社内システムはそれぞれ独自のものがあって異なる。
引継ぎ書の中にあるマニュアルを広げて、進めていく。隣に座る高橋さんが私の手元を覗き込んだ。
「わからないことがあったら、いつでも聞いてね」
「はい、ありがとうございます」