私が恋をしたのは小説家でした
帰りのバスの中である

私はバスは苦手ではないのだが

どうも、みんながうるさく

静かに、やはり眠ることはできなかった

その代わりといっては

なんなんだが

映画を見ていた

眠たい目を必死に開けながら

みんながうるさく眠れなかったのは本当なんだが

それ以上に私がここまで

必死に目を開けながら起きていたのは

私は皆の前で眠ることができないのである

なんなんであろうか

よく分からないプライドというものが邪魔をしているのであろう

ちなみに映画の感想を言うと

まあまあだった
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