私が恋をしたのは小説家でした
まぁ、こんなような感じで

その男がその女に

好意を持っているということが分かるのであるし

気付こうとして気づいてしまっても

どうしようもないということは

確定である

中学2年生の大きなイベントといえば

林間学校があるであろう

私は森が好きなんだ

少しふわふわ浮いた気持ちになる一方で

少し面倒くさいという気持ちが勝ってしまう

そして、この頃になると

その男とも班が変わり

違う班で行動していた

少し不快感があったのは、そのせいであろうか

前の班がよかった、なんて思ったのは、この時が初めてである

まぁ、しかし、私は森が好きなんだ

そう言い聞かせて、無理矢理

この最大イベントを楽しむことにした
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