最恐ドクターの手懐けかた




足掻けば足掻くほど、状況は悪くなってくる。

出産、つまり早産が刻一刻と近付いている。






「なんで……

なんで俺は、この胎児を救えねぇんだ……」




絶叫のように響き渡るその言葉を聞いて……

私の頰を涙が伝っていた。





仕事に私情を挟んではいけない。

だけど、今だけは挟ませてください。

どうか……

どうか、持ち直して……


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