最恐ドクターの手懐けかた





小野先生は、厳しい瞳で遠藤先生を見る。

そして、静かにぴしゃりと言い放った。




「緊急帝王切開が適切だということは、君も分かるだろう。

今の君は良くない。

私情を持ち込むと、最善の治療が出来なくなる」




その声だって、微かに震えていた。




小野先生だって相当辛いのだ。

辛いけど、そうすることしか出来ないのだ。

私は……俯いて震える遠藤先生に、何が出来るのだろう。



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