最恐ドクターの手懐けかた






遠藤先生は、それに答えなかった。

しばらくの沈黙が訪れ、再び艶が口を開く。




「お前、考えてくれたのか?

楽曲提供の件」





がっ、楽曲提供!?

遠藤先生ならぬ漢マンが、艶に楽曲提供!!?





状況が飲み込めたのは私だけだろう。

他の人は、遠藤先生が漢マンだなんて知らないから。

そして遠藤先生は、



「てめぇ、それをここで言うな」



なんと、艶みたいな偉大な人物に毒を吐いたのだ。




遠藤先生は怖くないのだろうか。

私の知る限り、艶はかなりおっかないおっさんだ。

元ヤンなんて噂もあるほどに。


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