最恐ドクターの手懐けかた
そして……
ようやく現れた東さんは、青ざめた顔をしている。
「あの……193/112です……」
その声は震えていた。
「はァ!?」
遠藤先生の恐ろしい声が病棟中に響き渡った。
授乳室にいたスタッフが、大慌てで戻ってくる。
彼女を睨みながら遠藤先生は言い放った。
「帝切だ。大塚を叩き起こせ。
新生児科は誰かいるか!?」
「はっ、はい!今日は中井先生が!!」
「中井も叩き起こせ。
俺は病室に行ってICする。
行くぞ、冴木」
彼は凄まじいオーラに包まれて、白衣を翻してナースステーションから出て行った。
そんな病棟の鬼の後を、小走りで追った。