最恐ドクターの手懐けかた




遠藤先生はもはや、無駄口の一つも言うことはなかった。

その長い足で闊歩するため、後を追いかけるのに精一杯だ。




「津田さん」



病室をノックして



「失礼します」



中に入った時……

彼女は宙を見つめてガクガクと震えていた。




「子癇だ!!」




発せられた遠藤先生の声も震えていた。



< 180 / 273 >

この作品をシェア

pagetop