よくばりな恋 〜宝物〜
「ーーーーーー2人っきりのときに言うてくれたらええのに」
カプリと耳の上側を甘噛みされる。
「そ、空くん?」
さわさわと紅の腰を空斗の不埒な手が撫で上げて、紅はそんなささやかな刺激にも感じてしまう。
「そ、空くん、ダメ!」
「・・・可愛い過ぎる。もうポケットに入れて持ち歩きたい。そしたら仕事中でも食事中でも好きなときに愛でられるのに」
空斗がおかしなことを言い出した。
そんなに小さくなれないのに。
空斗が紅を抱き上げ、ベッドに座らせ自分もその隣に腰をおろし紅の眼鏡を外した。
唇が重なる。
紅の頬を空斗がするりと撫で、親指を唇の端から差し込み口を開けさせて舌を絡めてくる。
時折、顔を離して空斗が蕩けるような笑顔を見せるから紅がもつられて笑顔になり、またキスが深くなる。
もう不安にならない。
愛されていることがわかるから。
長い長いキスがようやく終わると空斗が紅の左手を取り、唇をつけた。
「オレのモノって印、今度買いに行こう」