【短編】チョコレートは恋の味
この2人がやる気になったら、たぶん止められない。


絶対に無理だ。


諦めるしかない。


「分かったよ。」


不承不承、私は承諾する。


「よし!波奈ちゃんの手作りチョコゲット!」


「え?私手作りじゃないんだけど。」


とうとうおかしくなったな、こいつ。


ご愁傷様です。


「え?だって手作りじゃないと、俺のチョコに勝てないよ?」


「なんで?」


羽柴って、チョコ作るキャラだっけ?


てか、市販の方が美味しいに決まってない?


「だって、俺波奈ちゃんの手作りにしか、おいしいって言わないもん。」


「ええぇぇぇぇぇぇ。」


ずるいっ!
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