【短編】チョコレートは恋の味
「できたぁぁ。」
作ったのは、簡単なチョコレートクッキー。
甘さ控えめ。
形は丸オンリー。
可愛げのないクッキーだけど、羽柴に文句は言わせない。
私がチョコを作っただけでも、奇跡なんだから。
明日は、大雪かもね。
「ありがとう、千宙。おかげで何とかなったよ。」
「どういたしまして。」
材料の準備から、可愛いラッピングまで面倒を見てくれた千宙は、大満足、という達成感のあふれる顔をしていた。
すごいな女子力。
「ねえ、波奈。どうしてそんなに必死にやったの?羽柴のチョコレート。」
余ったクッキーをかじりながら、千宙はたずねてくる。
「え?」
質問の意図がよくわからなかった。
だって、こんな状態にしたのは、千宙じゃん。
「本当に手作りするなんて。波奈お菓子作りなんてしないし、諦めるのかと思った。」
「はい・・・?」
作ったのは、簡単なチョコレートクッキー。
甘さ控えめ。
形は丸オンリー。
可愛げのないクッキーだけど、羽柴に文句は言わせない。
私がチョコを作っただけでも、奇跡なんだから。
明日は、大雪かもね。
「ありがとう、千宙。おかげで何とかなったよ。」
「どういたしまして。」
材料の準備から、可愛いラッピングまで面倒を見てくれた千宙は、大満足、という達成感のあふれる顔をしていた。
すごいな女子力。
「ねえ、波奈。どうしてそんなに必死にやったの?羽柴のチョコレート。」
余ったクッキーをかじりながら、千宙はたずねてくる。
「え?」
質問の意図がよくわからなかった。
だって、こんな状態にしたのは、千宙じゃん。
「本当に手作りするなんて。波奈お菓子作りなんてしないし、諦めるのかと思った。」
「はい・・・?」