加工アプリ
博正がコーヒー好きだというのは昔から知っていた。


新しいコーヒーショップができた時には、必ず足を運んでいるということも。


「いいな。そろそろ行きたいと思ってたんだ」


思った通り、博正の反応は上々だった。


2人で教室を出て2人で歩いていると、時々黄色い声が聞こえて来る。


博正のファンの子たちだ。


チラリとそちらへ視線を向けると、悔しそうな顔をしている先輩たちがいた。


もしかしてあたし、博正の彼女だと思われてる!?


そう思い、博正を見た。


「なんだよ?」


「……博正のファンの子たち、勘違いしてるよ」
< 31 / 247 >

この作品をシェア

pagetop