浮気の定理
「あっそ、そういう手段に出るんだ

じゃあ、俺にも考えがあるんだけどなぁ~

いいのかな~」



開き直るかのようなその態度に、激しく嫌悪感を抱いた。



何をするつもりなんだろう?



嫌がらせでもするつもりなんだろうか?



一瞬、怯みそうになる気持ちをなんとか奮い立たせて、私は毅然とした態度で答えた。



「なんのことだかわからないわ?」



それから会議室を指差して続けて口を開く。



「水落くん、それよりもう会議、始まるみたいよ?」
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