浮気の定理
気が付いたら、ずっと言えなかった胸の内を、父にぶつけていた。



こんなこと言うつもりじゃなかったのに、言わずにはいられない。



「お父さんの浮気相手がどんな気持ちだったのか、知りたかった……

妻子がいながら浮気するお父さんの気持ちもわかるかなって

お父さんのせいで!

あたしは男の人が信じられなくなったの!

裏切られるのが怖くて、最初から相手のいる人なら安心できた

結婚なんか信じられないし、子供だって!

あたしみたいな子になったら可哀想だから、作らないって決めてるの!

お父さんのしたことは、そういうことなんだよ?

あたしはずっと苦しかった……」
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