浮気の定理
「お迎え行ってくれてありがとね?いつも助かる」



「たまには息抜きも必要なんだから、いいのよ?」



こういうとき、実家の側に住んでいて良かったと思う。



毎回礼を言うたびに言ってくれる言葉にも感謝していた。



「じゃあ、花、帰るからお支度しておいで?」



「は~い」



元気よく返事をしながらパタパタと奥に引っ込んでいく。



幼稚園の鞄を取ってくるだけだけど、一人でなんでもやろうとするのを見ると、成長したなぁとしみじみ感じられた。



「そういえば、土曜日は幼稚園のバザーなんだって?今日、先生に言われたわよ?」
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