浮気の定理
――DV専門の弁護士……



そう言われて改めて自分のされてきたことが、DVだったんだと認識する。



それに弁護士に相談するなんて考えもつかなかった。



やはり、いろんな人の意見は大事だ。



一人だけで悩んでいたら、何も生み出せなかった。



逃げ出すことさえ、つい最近まで考えられなかったのだから……



車が動き出す。



前に送ってきてもらった時と同じ、助手席に桃子、後部座席に私と真由が座っていた。



これでもう勇とは会えないんだと思うと、少しだけ胸が痛む。



それでも花のために変わらなければと私は自分を叱咤した。
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