散る桜
42


「知っているの?」


「……ええ」

「おばあちゃん、教えて。あれは、誰なの?どうして、あんなところにいるの」


聞きたくても聞けなかった疑問が、溢れ出した。

「彼は、誰を待っているの?」


「待つ?」

「そう。いつも寂しそうに、誰かを待っているみたい」
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