秘密の会議は土曜日に
プロジェクトも本格始動したので、どのグループも忙しくなってくる。週のなかば、水曜のランチタイムともなると、鴻上くんにも疲れが見える。
お昼を食べ終わると、鴻上くんはテーブルにべたーっと突っ伏していた。
「うー、高柳チェックが通らない。
進行遅れてるのに……厳しすぎる……」
鴻上くんは私の所属しているグループのリーダーなので、定期的に高柳さんと打ち合わせをしてるのだ。
その時の高柳さんはかなり厳しいそうなので、打ち合わせを終えた鴻上くんはいつもぐったりして帰ってくる。
「淡々としてるんだけどさ、一言が重いんだよなー……。
『作り手が楽する為に、ユーザーに不便さを押し付けるの?』とか言ってくるわけ。すげぇ怖いんだからな。
正論なとこが余計に心をえぐられるんだよなぁ……」
「それは厳しいね……。お疲れさま。」
週末の印象が強く残ってるせいか、鴻上くんから聞く高柳さんの話は別人のように聞こえる。
「そうなんだよ!俺は高柳さんにやられてボロボロなんだっ。
だから理緒のいつもの馬鹿さ加減で癒してくれ。」
「鴻上くん言ってることわりと酷くない……?」
ご飯を食べつつ反論すると、高柳さんがそばを通った。
「それは悪かったな。あれくらいで根を上げるとは思わなかったから。」
眉を上げて声をかけた高柳さんに、鴻上くんが慌てる。
「うげ、聞いてたんスか。冗談ですよ、俺はこの程度じゃありませんから!」
「その程度じゃないなら、さっきの報告早く修正して持ってこいよ。」
それだけ言うと高柳さんはこの場を離れて行ってしまう。
「うわー、なんかさっきより目つき鋭くなってるんだけど!怖ぇ、俺高柳さんに嫌われてない?」
「……そうだった?」
お昼を食べ終わると、鴻上くんはテーブルにべたーっと突っ伏していた。
「うー、高柳チェックが通らない。
進行遅れてるのに……厳しすぎる……」
鴻上くんは私の所属しているグループのリーダーなので、定期的に高柳さんと打ち合わせをしてるのだ。
その時の高柳さんはかなり厳しいそうなので、打ち合わせを終えた鴻上くんはいつもぐったりして帰ってくる。
「淡々としてるんだけどさ、一言が重いんだよなー……。
『作り手が楽する為に、ユーザーに不便さを押し付けるの?』とか言ってくるわけ。すげぇ怖いんだからな。
正論なとこが余計に心をえぐられるんだよなぁ……」
「それは厳しいね……。お疲れさま。」
週末の印象が強く残ってるせいか、鴻上くんから聞く高柳さんの話は別人のように聞こえる。
「そうなんだよ!俺は高柳さんにやられてボロボロなんだっ。
だから理緒のいつもの馬鹿さ加減で癒してくれ。」
「鴻上くん言ってることわりと酷くない……?」
ご飯を食べつつ反論すると、高柳さんがそばを通った。
「それは悪かったな。あれくらいで根を上げるとは思わなかったから。」
眉を上げて声をかけた高柳さんに、鴻上くんが慌てる。
「うげ、聞いてたんスか。冗談ですよ、俺はこの程度じゃありませんから!」
「その程度じゃないなら、さっきの報告早く修正して持ってこいよ。」
それだけ言うと高柳さんはこの場を離れて行ってしまう。
「うわー、なんかさっきより目つき鋭くなってるんだけど!怖ぇ、俺高柳さんに嫌われてない?」
「……そうだった?」