彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「凛、どんなのがほしいんだ?」
「ですから、もう買って頂かなくて大丈夫です!」
「だから、食い物は買わないって!どんなおもちゃがほしいんだ?」
「あの・・・!」
私の意見は通ったけど、買うことは続行される。
「いえ、ですから僕は~!」
「わはははは!このお面なんかどうだ!?」
瑞希お兄ちゃんの言葉を受け、戦隊もののお面を私の顔につける百鬼。
「ちょ、前が見えませんよ!?」
「わははは!両脇の奴らに誘導してもらえ~」
「ナイス!」
「良い考えですね!」
「ちょっと~それならノーホールのイヤフックがいいわよ!はい、どうぞ~」
「わっ!?」
カラフルな真珠がたくさんついたイヤリングを、私の耳につけるモニカちゃん。
「光るカチューシャもつけようぜ。」
「なっ!?」
私の頭に光るウサギ耳のカチューシャをつける烈司さん。
「ならばペンダント型のライトも持っておけ、凛道。」
「ええ!?」
小型ライトのついたペンダントを首にかける獅子島さん。
「おい、お前ら!ちょっと凛に、つけすじゃねぇーか?」
「そうか、瑞希?腕につける抱き人形も買ってやんねぇと。」
「光る棒スティックと指輪とブレスレットも買ってあげる!」
「ビニールのおもちゃがよかろう。ハンマーと剣で遊ぶがいい。」
「わはははは!風船とヨーヨーも持っとけー!!」
こうして、どんどん身につけられた結果。
「おい、龍星軍の総長が来てるんだって!?」
「あれだろう!あの人だかりの中心だろう!?」
「見に行こうぜ!」
「どんな顔して~・・・うわああああ!?」
私を見た別の野次馬達が、叫んだかもしれない。
「な、なんだあれ!?」
「あれが凛道蓮、さん!?」
「全身フル装備じゃねぇか!?」
「すっげー祭りを楽しんでる感はわかるけど~!」
「素顔わかんねぇー!」
(そうでしょうね・・・)
自分でも自覚できるぐらいの重さと、視界の悪さ。
〔★愛の分だけ重かった★〕
「リンリン、マジパネェ!」
「この調子だと、向こうにつくまでどれだけ増えるか~♪」
「うはははは!凛は人気やなぁ~!ここまでおもろいことになるとはのぉ~!」
「面白がるな、ボケ!ヤベーぞ、早く凛さんをお連れしないと!このままでは、貢物で身動きが取れなくなってしまう!」
比較的の常識人である可児君の言葉もあり、私への飾り付けは終了した。