彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「どうしたんすか、真田先輩?大河も・・・食い物、山ほど買ってきて。」
「ずいぶん寄り道してきたんすね?」
「おう、凛の分だ。遠慮ばっかりするから買ってやったんだ。」
「くっ・・・そういうことだよ!」
「え!?そんなに買わせたのか、凛君?」
「買わせすぎだぞ凛道!?」
「おねだりしたわけじゃないです!」
〔★買ってくれただけだ★〕
「てか、凛君自体もスゲーことになってんな!?お面にヨーヨー、光るおもちゃとビニールの剣って・・・それも真田先輩に買ってもらったのか?」
「いえ、瑞希お兄ちゃんもですが、他の先輩方も・・・」
「払わせたのかよ!?道理でおそいわけだぜ!テメーの買い物に、真田先輩達を付き合わせたのかよ!?」
「ぬれぎぬです!」
〔★つき合わせれた側だ★〕
「人聞きの悪いことを言うなよ~凛たんに似合うから買ってやったんだぜ?」
「そうよ~!凛ちゃんには光るおもちゃも似合うの!」
「まだまだ、ビニールで出来た剣のおもちゃでチャンバラして遊ぶ年ごろだろう。」
「わはははは!ヨーヨーはぶつけて遊べ!」
「「ホント、凛道蓮に甘いですね!?」」
(否定できない・・・)
ありがたいと感謝するべきなのだろうけど、素直に喜んでいいか疑問だわ・・・
〔★凛への愛であふれている★〕
円城寺君からの視線も厳しくなってきたので話題を変えた。
「ところで、カンナさんはどこです?」
「「さっそくそれかよ!?」」
私の問いに、秀君は笑い、悠斗君は目をつり上がらせる。
「留守番係をしてると聞きまして。」
「俺らもだけどな。」
「それで、カンナさんはどちらに?」
「えーとな・・・」
「秀の後ろにいるっつーの!ケッ!!」
苦笑いする秀君の声を遮りながら、苦々しく悠斗君が答える。
「え?秀君の後ろに??」
「隠れてんだよ。」
「バッキャロー秀!!適当なこと言うな!!」
秀君の言葉の後で、ドスの利いた声が響く。
同時に、秀君の背後に誰かいるのが見えた。