彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
またしても、私から瑞希お兄ちゃんを奪う総長代行。
「ズルいですよ、円城寺君!」
「くっくっくっ!早い者勝ちよ!」
舌を出しながら言う円城寺君を、今日ほど憎いと感じたことはない。
〔★大河のドヤ顔、凛には利いている★〕
円城寺君にカチンときたけど、問題はそこじゃない!
このまま、瑞希お兄ちゃんの隣に座れないの!?
「ははは!大丈夫よ、凛たん。俺と瑞希の間においで。」
「烈司さん!」
絶望していたら、救の神が舞い降りた。
瑞希お兄ちゃんと隣同士だった烈司さんが、瑞希お兄ちゃんとの間に、1人分のスペースをあけながら手招きする。
「もちろん、来るのは凛たん1人だけな?」
「あ、ありがとうございます、烈司さん!」
そのまま飛びつこうとしたが。
「はあ!?俺もリンリンの隣がいいんすけど!?」
「俺もです。」
グイ!
「えっ!?」
引き止められる。
左右を固めるイケメンが、移動に反対してきた。
それにヘビースモーカーはニヤリと笑う。
「こらこら。初代の言うことは絶対って言う教えを忘れたかー?言うこと聞けない子は破門だぜ?」
「「くっ・・・」」
大人な対応に、何も言えなくなるギャル男と忍者。
〔★龍星軍の掟発動、長政とつなぐは動けなくなった★〕
「ということで、凛たんから離れたまえ。」
「鬼殺!ルールでリンリンと離れ離れってマジあり得ねぇ!」
「でも、従わないと破門・・・策士ですね、初代の先輩方は・・・!」
そう言いながら、私から離れてくれるちーちゃんとつなぐ。
「ごめんなさい、二人とも!」
口と態度では申し訳なさそうにしたけど、本音は・・・・
(やった!これで瑞希お兄ちゃんのお隣りゲット!)
心の中は大フィーバー♪
〔★本音と建て前は違う★〕
「では、お隣りに失礼しますぅ~」
軽い足取りで、瑞希お兄ちゃんの隣に座ろうとしたら―――――――
グイッ!
「だめよ、凛ちゃん!」
再び引き止められる。
「モニカちゃーん!?」
オネェさんが待ったを入れる。
〔★モニカが乱入した★〕