彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
背後から私を抱き寄せると、頬ずりしながら言った。
「みーちゃんの隣は許せるけど、れーちゃんとみーちゃんの間に凛ちゃんを座らせるのはダメ!あたしも凛ちゃんの隣がいいから、れーちゃんはあたしと代わってよ!」
「はあ?俺が先に座ってたんだぞ?」
モニカちゃんの言葉にあからさまに不機嫌になる烈司さん。
「女の子に優しくするのが男でしょう?」
「男女平等の社会だろうが?」
「そういうことだ。」
グイッ!
「え!?」
今度は顎をつかまれる。その手をたどって行けば・・・
「教え子に誘われついてきた家庭教師という設定なので、凛道の隣には俺が座る方が自然だろう。来い、凛道。」
「し、獅子島さん!?」
〔★怖い眼鏡も乱入した★〕
「花火を見ながら、化学反応についての話もしてやろう。」
「はの、ほっとぉー(あの、ちょっとぉー)・・・!?」
顎を抑えられ、しゃべれない私を連れ出す怖い初代の先輩。
これに他の先輩方が反発してくれた。
「って!?割り込むなよ、伊織!」
「凛ちゃんは、モニカちゃんの隣でおしゃべりするのよ!?」
「浮かれやすい祭りの場、羽目を外さんように管理してやるのが大人の務めだろう。」
「テメーも凛たんに構いたいだけだろう、伊織!?この天邪鬼!」
「凛ちゃん返しなさい!」
「わははは!盛り上がってきたじゃねぇーか!俺様も混ぜろ!」
ドーン!!
「あう!?」
そう言いながら百鬼が体当たりしてくる。
〔★野獣は通常運転だ★〕
「わはははは!凛助~!酒の相手しな!!」
「こ、困ります!僕は未成年です!」
「わはははは!甘酒は飲めるんだろう~!?付き合えや!」
「この真夏に、ドロドロした物を飲めと!?」
「あん♪モニカちゃん、その姿みたいかもー!いやらしい妄想が止まらなーい♪」
「どんな想像してるんですか!?」
「ロクなものではないだろう。というわけで、やはり俺が管理するしかない。凛道はもらうぞ。」
「待て待て!凛たんは俺と瑞希の間がいいって言ってんだぜ?さあ、凛たんこっちへー」
「だったら!れーちゃんあたしと代わってよ!モニカちゃんとみーちゃんの間に座らせればいいでしょ!?」
「それなら、俺と瑞希の間の方が安全だ。」
「わはははは!それじゃあ俺様と瑞希の間でー!!」
「「「皇助だけは絶対にダメだ。」」」
「な、なんでだよコラッ!?」
(そこだけは、意見が一致するんだ・・・)
〔★みんなの思いは同じだった★〕