彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「凛を驚かせるなよ、幡随院。次は、ちゃんと手渡ししてやれ。」
「はーい、真田せんぱぁぃ~俺、鬼反省~」
「それが反省する態度か、コラ!?瑞希先輩なめてんのかよ!?」
「えんちん、チョー鬼ウザ~真田せんぱぁぃが絡むと、ガチ直結で乱入する系だから鬼うっとうしー的な!」
「あんだとこの野郎!?」
「おいおい、やめろオメーら!」
もめるちーちゃんと円城寺君を瑞希お兄ちゃんが仲裁する。
その時さりげなく、瑞希お兄ちゃんが私を引き寄せてくれた。
(わわっ!?ウルトラ・ラッキー!!)
おかげで、私の体は完全に瑞希お兄ちゃんにもたれる形で密着できた。
(最初はどうなるかと思ったけど、この体勢で花火見れるなら幸せ―!)
漂ってくる瑞希お兄ちゃんの香りは、少し汗ばんでいるけどいい香り!
イケメンて、汗のにおいまでいい香りなんだ・・・!
いや、瑞希お兄ちゃんだからいい香りなの!?
浴衣だから、薄着だから、少し顔を動かせば彼の首元・・・少しはたけている胸元の素肌と触れ合える。
ちょっとアダルトだけど、この状況はかなりおいしいですよ~!
邪魔な円城寺君も、にらんでるだけで何もしてこないからすごく優越感♪
これを邪魔する人なんて、誰もいないはず!
ズシッ!
「重っ!?」
「ふふふ・・・ぼっしぃ~は可愛いな!」
「わっ!?ちょっと、つなぐー!?」
私の視界を、イケメンの忍びが占領する。
「って、コラテメー!なんで凛さんの膝の上に乗ってんだよ!?」
可児君の言葉通り、私の膝の上に乗っかるイケメン忍者。
私と瑞希お兄ちゃんの密着LOVEタイムを邪魔する奴・・・・ここにいたわ。
「何の真似だ、関山!?凛さんの膝から降りろ!」
「えー?側近の特権かな?はい、ぼっしータコ焼き、あーん♪」
「側近は俺だボケ!さっさと凛さんの膝から離れろ!」
「うわっ!?」
そう怒鳴りつけると、つなぐをつまんで私の膝からどけてくれる可児君。
〔★ハゲは忍者を成敗した★〕