彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



「見た目からして、ジュースの販売機じゃない・・・?」



というか、飲食物じゃないよ。

よくわからない棒状のものが入ってる。

販売されている。

値段がすごく高い。



(何に使うの??)



よくわからなかった。



〔★凛は未知と遭遇した★〕



おかしいと思ったので、扉の中にしばらく手を入れてから確認する。



(冷気がこない・・・・)

「てか、これって自販機じゃ・・・冷蔵庫じゃないよ。」



がっかりな思いで扉を閉める。



(あとで、瑞希お兄ちゃんならぬミクお姉さんに、どこに冷蔵庫があるか聞いてみよう。)



そう思いながら浴室の方を見る。

聞えてくるのはシャワーの音。



(瑞希お兄ちゃん、まだかなー・・・?)



女装するのに、時間がかかってるのかな?

でも、私と同じ着ぐるみパジャマだよね?

もしかしたら、気づかれないようにお化粧をしてるのかもしれない。

カツラもかぶらなだめだし、ネイルの処理も考えれば・・・男装より大変かもしれない。



「あれ?もしかして、この隣が冷蔵庫じゃない??」



閉めた家電の隣に、似たようなものがあった。

扉を開けて見てビンゴ。



「お茶だぁ~!」



飲み物が入っていた。

ルンルン気分でドリンクを取り出した時、浴室の扉が開いた。



「あ。」

「あん?」



現れたのは、湯上りの羊・・・ではなく、湯上り美人。





「わーい、ミクお――――――――!」

「なにやってんだー!?」

パーン!

「あう!?」




〔★瑞希の平手打ち、凛に10のダメージ★〕



いきなりはたかれた。

けっこう強かった。



(ときめいてしまったけど、私何か悪いことした!?)



状況を把握できない私を、乱暴につまみ上げる好きな人。



「お前にはまだ早いだろう!?」

「ええ!?早いって??」

「今必要か!?」

「だ、だって、ほしかったので・・・」

「はあ!?お前、皇助みたいになりたいのか!?」

「な、なんですか、それ??喉乾いただけで、そこまで言いますか!?」

「の、のどがかわいた!?」



それで、私と冷蔵庫を見比べる瑞希お兄ちゃん。



「なんだ・・・冷蔵庫と間違えたのね。」



あからさまにホッとした顔をする。



「なんだと思ったんですか・・・?」

「ば!?何でもないわよ!あー暑い暑い!」



(ホント、なんだと思ったの??)




〔★知らない方が良い★〕



< 403 / 534 >

この作品をシェア

pagetop