彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



ベッドに腰かけながら考えた。



(何話せばいいんだ・・・?)



会話に困った。

凛と瑞希ならいいが、今の俺達は凛とミクお姉さんだ。



(女子らしい会話、女らしい話・・・)



こういう時こそ、モニカを参考に~



「蓮君、モテそうだね。」



軽いアクションとして、恋バナを振ってみた。



「そうは思いません。」



しかし、返ってきたのはつれない返事。

硬派なせいか、凛はあまり乗ってこなかった。

それでも、話すことが思い当たらないので続けた。



「あなた、どんな子がタイプなの?」



前々から思ってたが、凛の好みがいまいちわからない。

高千穂みたいな気の強い面倒見の良いのがタイプか。

リョウコちゃんのような清純でまじめそうなのがタイプか。

一之瀬妹みたいな派手で美人で甘えん坊な小悪魔タイプか。



「え!?えーと・・・」



それでやっと、凛の表情が変わる。

赤い顔で照れる凛を見て楽しくなる。



「ねえ、どんな子がいいの?」

「ぼ、僕よりも、ミクお姉さんはどんな人ですか?」

「私のことはいいの。ほら、いいなさい。」



観念したのか口を開いた。




「・・・年上が好きです。」

「え!?」



なんだよそれ!

高千穂アウトじゃねぇか!?



(だからこいつ、あと一歩を踏み切らないのか!?)



〔★原因はそこではない★〕



「私みたいな年上が好きとか?」

「ええ!?」



(何で赤くなるんだよ!?)



冗談にもほどが・・・・



―瑞希に惚れるかもな?―



記憶の中の烈司が笑う。



(冗談じゃねぇよっ!!)



笑えない冗談を思い出して気がめいる。

実現させないためにも釘を刺した。



「い、言っておくけど私、年下は好みじゃないから!」

「えええええ!?年下ダメなんですか!?」

「そうよ!同じ年か年上がいいわ・・・」



(なんてこったぁー!瑞希お兄ちゃん、年下はダメなの!?)



〔★凛は瑞希の嘘を信じた★〕



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