彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)



「とにかく!!僕も男なので、間違いがあってはいけません!甘えられても困るでしょう!?」




男女ということを強調する。



(これでいい。)



これで・・・


年下NGというのは良くないけど、泣き顔を見られるよりはマシ。

もう見られたけど、これ以上みられるのはイヤ。

恥ずかしくて、カッコ悪いもん・・・!

沈む気持ちに歯止めが聞かない。



(・・・瑞希お兄ちゃん、年下がNGなんて・・・)



自分では控えていたつもりだったけど、瑞希お兄ちゃんに甘えたこと、よくなかったのかな?

甘えすぎでウザいと思われて、年下はNG、だから恋愛相手も年下はOUTになったとか!?

たくさん迷惑かけたから、年下は手がかかってダメってなっちゃったのかな!?

お兄ちゃんの優しさに甘えすぎた私がいけなかったの!?

年下がNGとおっしゃるなら、私はもう、瑞希お兄ちゃんに甘えたりは――――――!!



「・・・甘えたらいいじゃない。」

「え?」



頭の上から声がした。

思わず見上げれば、困った顔をしたお姉さんがいた。



「こっちへ、いらっしゃい。一緒にベッドで寝ましょう?」

「でも、僕、年下だから・・・」

「年下はダメだけど、蓮君はダメじゃないわ。」

「え?」

「だってなんだか・・・・ほっとけないんだもん。」



そう言われ、抱き起される。

ギュッと抱きしめられる。

あったかい。



「モフモフする・・・」

「羊だからね。あなたも、可愛いくちばしね?」



顔を近づけながら言ってくる姿にドキッとする。




「・・・なんで女の子が、ぬいぐるみが好きかわかりました・・・」

「ぷっ!よく言うわね・・・まぁ、今ならその気持ち、私もわかるかも。」





照れ隠しで言えば、クスクスと笑われた。

モコモコの体に両手を回せば、優しく背中をなでてくれた。

行ったり来たりすることが多かったけど、けっきょくミクお姉ちゃんと枕を並べて眠った。




〔★添い寝という結果で落ち着いた★〕




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