彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)


聞いてた話と違うと思いながら、テンションの高い男子に聞いた。



「ちーちゃん?」



説明を求めれば、察したチャラオが笑顔で答えてくれた。



「ウェイウェイウェイ!リンリンと勉強するってつぶやいたら~くっついてきた系~!」



(話しちゃったのね・・・)



というか、SNSに軽々しく個人情報をアップしないでよ。



〔★拡散した結果だった★〕



「えーと・・・みなさん、勉強をしに来たと思っていいんですかね?」

「そう言ってるだろう、凛?」

「お前とカンナを2人っきりにさせねぇ!」

「瑞希先輩が宿題ぐらいしろって言うからするだけだ!テメーの監視も含めてな!?」

「舐めた口聞くなよ、円城寺!?凛さん、俺は違いますよ!凛さんのバトルにいつでも助太刀できるように待機するためで~!」

「ついでに宿題も片づけるという、一石二鳥の策ですよ~我が君!」

「まぁ、ヤンキーが宿題するってのもあれだが・・・・・頭がするなら、俺らもさ~」

「ウェイウェイウェイ!ホントは、リンリンとツーショットで学習予定だったけど~今回ばっかは、マジメンゴね~リンリン~?」

「いや、ヤマトもいるから3人ですよ?」



〔★さっきからヤマトが、カウントされてない★〕



理由はどうあれ、来てしまったものは仕方ない。

追い返す権利もその必要もない。



(むしろ、こんな機会がなきゃ、ヤンキーって勉強しなさそうだし・・・)



雑賀先生との約束も・・・早く宿題を終わらせてもらいたい気持ちもあったので言った。


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