彼は高嶺のヤンキー様5(元ヤン)
「すげー!ここ、すげーな五十嵐!?」
「マジですごすぎだなぁ・・・」
「うははははは!せやろ~悠斗君、秀君!おにぎりやまと、ぽてちと、ポッキーといろいろ用意を~」
「食い物の話じゃねぇ!住居の話だ!」
「俺ら、食いしん坊キャラじゃねぇーし。」
そう語る悠斗君と秀君は、私が初めてヤマトの部屋を見た時のような目をしていた。
もちろんそれは、他の友達にも言えることだった。
「オメー良いところに住んでるじゃねぇーか!」
「ここに1人暮らしとかリッチすぎるぞ!?」
「意外と片付いてるんだねぇ~?」
「ウェイウェイウェイ!ヤマトっち、キレイ好き系―?物ないねー?」
「うはははは!物はあるで!見る~?」
「後にして下さい!勉強が先です!」
勉強会が内見会に変わりそうになったので、慌てて修正する。
「さあ、早く勉強を終わらせちゃってください!」
「OK!リンリン、俺とカンナっちの間においでー!」
「そして俺は、我が君の背後に♪」
「なんでだよ、関山!?」
「遊ばないで下さい、つなぐ!」
「カンナちゃんもぼっしーも、安心してください。優しい我が君は、ご自身の背中を僕の机として提供してくれるはず・・・」
「ざけんな!凛さんの背中を机や下敷きの代わりにするな!」
「うはははは!お土産にゼリー買ってきてくれたんか~!?おおきに♪」
「先に腹ごしらいしてぇーなー!五十嵐、菓子食っていいか?」
「だよな~カンナ!?外は暑かったからなぁ~ジュースくれよ!」
(会話が・・・会話が、これから宿題をしようというものじゃない・・・!)
〔★全員フリーダムすぎた★〕