綺麗なブルーを描けません
「うん。もちろん…用事が終わったら、連絡する」

言って、ドアの隙間から、一瞬中に入ると、あたしをハグした。


「じゃあね、おやすみ」

囁くように言うと、閉まりかけのドアを押し開けて、いなくなる。

…思考がついていかない。

今、柚葉さんは、すごく近くにいて、しかもハグしてて。

いい香りがして…

ゆっくりと、さっきのことが甦る。

いかん、思考がトロける…

その感覚を引きずったまま、ベットに倒れんだので、夢までも、なんだか楽しくて、ふわふわしてた。



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