綺麗なブルーを描けません
驚いてると、その訳がね。

あたしと全く同じだったんだよ。

帰りに、ずっと片思いしてる彼女のこと見かけて、

でもずっと遠くにいて、呼び止められなくて」

「…なのに、振り返って、彼のこと見つけて、

ニッコリ…笑った?」

あたしは頷いた。

あの時の驚きも少し蘇る。

「そうなんだって。

びっくりしちゃった。

それでね、このブレスレットは罪滅ぼしのつもりだったらしいんだ。

でも、あたしもその子と同じ体験を、話して、これ、受け取れないって」

「でも、持ってる」

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