バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
それはともかく、なんで副社長がこんな所にいるの!?
同じ企業で働いているとはいえ、私たちみたいな平社員にとって副社長は雲の上のそのまた上の、まるで成層圏みたいな存在だ。
たまになにかの社内イベントがあったときに、遠目から眺めるのがせいぜいだったのに、突然こんなに接近されたらビックリして心臓止まっちゃう!
「なにを間の抜けた顔をしているんだ。俺の顔になにかついているのか?」
成層圏オーラに気圧されてポカンとするばかりの私を、背の高い副社長が、眉間に深い皺を寄せながら見下ろしている。
うわ、なんだかずいぶん不機嫌そう。ガン見してたのが気に障ったかな?
「い、いえ副社長。申し訳ありませんでした」
「おい新人。これから大事な来客があるんだから、しっかりしてくれ」
慌てて頭を下げて謝罪した私に、副社長は小言を繰り返す。
「たとえ新人であっても、受付に立った時点でサロンの顔も同然なんだ。そんなだらしない顔を晒すな」
「は、はい。申し訳ありません」
「入社して半年も経つのに、まだその程度の自覚も持てないようなら、俺に恥をかかせる前にその胸の若葉マークをつけたままサッサとここから消えてくれ」
……はい?
同じ企業で働いているとはいえ、私たちみたいな平社員にとって副社長は雲の上のそのまた上の、まるで成層圏みたいな存在だ。
たまになにかの社内イベントがあったときに、遠目から眺めるのがせいぜいだったのに、突然こんなに接近されたらビックリして心臓止まっちゃう!
「なにを間の抜けた顔をしているんだ。俺の顔になにかついているのか?」
成層圏オーラに気圧されてポカンとするばかりの私を、背の高い副社長が、眉間に深い皺を寄せながら見下ろしている。
うわ、なんだかずいぶん不機嫌そう。ガン見してたのが気に障ったかな?
「い、いえ副社長。申し訳ありませんでした」
「おい新人。これから大事な来客があるんだから、しっかりしてくれ」
慌てて頭を下げて謝罪した私に、副社長は小言を繰り返す。
「たとえ新人であっても、受付に立った時点でサロンの顔も同然なんだ。そんなだらしない顔を晒すな」
「は、はい。申し訳ありません」
「入社して半年も経つのに、まだその程度の自覚も持てないようなら、俺に恥をかかせる前にその胸の若葉マークをつけたままサッサとここから消えてくれ」
……はい?