バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
「ありがとうございまーす。名取さんには嫌われちゃった私ですけど、おかげ様でなんとか片付くことができそうでーす。うふふ」
キュッと肩をすぼめて笑う、その胡散くさい笑顔と、わざとらしいほど明るい口調ですぐわかった。
きっとこの人、副社長に縁談を断られたことを根に持ってるんだ。
見るからに『ザ・お嬢様』っぽいキャラ臭が漂っているもの。
たぶんオギャアと生まれた瞬間から、この世のすべては自分の思い通りになると信じて疑わないタイプだ。
そんな人の目の前に副社長みたいな超イケメンが現れたら、なんとしてでも手に入れようと躍起になったろうに。
なのに結局は断られて、山より高いプライドとお鼻がポッキリ折られてしまったわけだ。
「ご両家の晴れの場に私どものボヌシャンス迎賓館を選んでいただけて、大変光栄です」
副社長のその言葉に、私はまた驚いてしまった。
晴れの場? ということはこのミス・ゴージャス、わざわざ自分を振った相手が経営する式場で結婚式を挙げようって考えてるの?
さっきから笑顔の大盤振る舞いをしている彼女の顔を見て、私の胸にムクムクと嫌な予感が湧いてきた。
これは絶対、腹に一物ある顔だ。副社長があんなにピリピリしてたのも理解できる。
これはかなり面倒くさいことになりそうだな……。
キュッと肩をすぼめて笑う、その胡散くさい笑顔と、わざとらしいほど明るい口調ですぐわかった。
きっとこの人、副社長に縁談を断られたことを根に持ってるんだ。
見るからに『ザ・お嬢様』っぽいキャラ臭が漂っているもの。
たぶんオギャアと生まれた瞬間から、この世のすべては自分の思い通りになると信じて疑わないタイプだ。
そんな人の目の前に副社長みたいな超イケメンが現れたら、なんとしてでも手に入れようと躍起になったろうに。
なのに結局は断られて、山より高いプライドとお鼻がポッキリ折られてしまったわけだ。
「ご両家の晴れの場に私どものボヌシャンス迎賓館を選んでいただけて、大変光栄です」
副社長のその言葉に、私はまた驚いてしまった。
晴れの場? ということはこのミス・ゴージャス、わざわざ自分を振った相手が経営する式場で結婚式を挙げようって考えてるの?
さっきから笑顔の大盤振る舞いをしている彼女の顔を見て、私の胸にムクムクと嫌な予感が湧いてきた。
これは絶対、腹に一物ある顔だ。副社長があんなにピリピリしてたのも理解できる。
これはかなり面倒くさいことになりそうだな……。