バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
副社長の胸にしっかりと抱き寄せられた私は、そんなことを考えながらひたすら両目を白黒させていた。
他のみんなも呆気にとられて声も出せないのか、サロンはシーンと静まり返っている。
彼の胸元に強く押しつけられた私の耳に、規則正しい鼓動の音が聞こえてきて、その響きが徐々に私の思考力を回復させていった。
頬に当たる彼の胸の厚みや、ほのかな温もりや、肩に回された腕の逞しさ。
そういったすべての物に否応なく男性的な匂いを感じて、一気に覚醒した私の全身がカーッと火照って、鼓動がドンッと跳ね上がる。
どうしよう! 私、副社長に抱き寄せられてる!
―― チュッ
「きゃっ!?」
こめかみの辺りに温かく柔らかい唇の感触がして、私は小さな悲鳴を上げてしまった。
ふ、副社長に、みんなの前でキスされたー!
ただでさえテンパッているのに、さらに追い打ちをかけられ、もう心臓は煙が出る寸前。
クラクラと眩暈を起こしかけている私の髪に顔をうずめた副社長が、周りの誰にも聞こえないような小さな声で、こっそり囁いた。
他のみんなも呆気にとられて声も出せないのか、サロンはシーンと静まり返っている。
彼の胸元に強く押しつけられた私の耳に、規則正しい鼓動の音が聞こえてきて、その響きが徐々に私の思考力を回復させていった。
頬に当たる彼の胸の厚みや、ほのかな温もりや、肩に回された腕の逞しさ。
そういったすべての物に否応なく男性的な匂いを感じて、一気に覚醒した私の全身がカーッと火照って、鼓動がドンッと跳ね上がる。
どうしよう! 私、副社長に抱き寄せられてる!
―― チュッ
「きゃっ!?」
こめかみの辺りに温かく柔らかい唇の感触がして、私は小さな悲鳴を上げてしまった。
ふ、副社長に、みんなの前でキスされたー!
ただでさえテンパッているのに、さらに追い打ちをかけられ、もう心臓は煙が出る寸前。
クラクラと眩暈を起こしかけている私の髪に顔をうずめた副社長が、周りの誰にも聞こえないような小さな声で、こっそり囁いた。