バージンロードで始めましょう~次期社長と恋人契約~
「な? 簡単だろ? だいぶ上達したじゃないか」
爽やかな笑顔で褒めてくれる副社長の言葉に、私のテンションはますます上がる。
「そうですか? 私、才能あったりして」
「ブルースは、誰でもすぐに踊れるようになる超初心者向けのダンスなんだよ」
調子に乗ってる私を見て、副社長は朗らかな笑い声を上げた。
一緒になって笑いながら、気持ちに余裕がでてきた私は、ふと自分が置かれている状況に改めて気がつく。
私、こんな王子様みたいな素敵な男性と、生まれて初めてのダンスを踊っているんだ……。
流れるように滑らかに移動する視界は、中世ヨーロッパにタイムスリップしたとしか思えないような、壮麗な装飾の世界。
そして鼓膜を震わすノスタルジックなメロディーに乗って踊る私たちは、ふたりきり。
私の右手と背中に触れている大きな手からは、頼もしさと温もりが伝わってくる。
いつしか私たちは笑い声を止め、お互いをじっと見つめ合っていた。
現実とは思えない夢のような空間で、ぎこちない私の動きを導いてくれる優しい人の、瞳の美しさに囚われる。
ふたりが交わす視線の間に、皮膚では感じることのない不思議な熱を帯びた空気が見える気がした。
爽やかな笑顔で褒めてくれる副社長の言葉に、私のテンションはますます上がる。
「そうですか? 私、才能あったりして」
「ブルースは、誰でもすぐに踊れるようになる超初心者向けのダンスなんだよ」
調子に乗ってる私を見て、副社長は朗らかな笑い声を上げた。
一緒になって笑いながら、気持ちに余裕がでてきた私は、ふと自分が置かれている状況に改めて気がつく。
私、こんな王子様みたいな素敵な男性と、生まれて初めてのダンスを踊っているんだ……。
流れるように滑らかに移動する視界は、中世ヨーロッパにタイムスリップしたとしか思えないような、壮麗な装飾の世界。
そして鼓膜を震わすノスタルジックなメロディーに乗って踊る私たちは、ふたりきり。
私の右手と背中に触れている大きな手からは、頼もしさと温もりが伝わってくる。
いつしか私たちは笑い声を止め、お互いをじっと見つめ合っていた。
現実とは思えない夢のような空間で、ぎこちない私の動きを導いてくれる優しい人の、瞳の美しさに囚われる。
ふたりが交わす視線の間に、皮膚では感じることのない不思議な熱を帯びた空気が見える気がした。