颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
ハイハイ、ごちそうさまです。なんて思っていると佐藤課長がこっちを見た。
「そういや、坊ちゃまにも専属秘書がつくんだって?」
「はい?」
「何だ、聞いてないのか?」
「初耳ですけど」
「んじゃ、まだ決まってねーのか。まあ、聞かなかったことにしといて。坊ちゃまには内緒ね」
ふうん。
桐生颯悟に専属秘書。奴も出世した、ということか。
ふうん。
桐生颯悟風に言えば、“生意気”?
彼にも有能でかわいくて、気の利く秘書がつくのか。
牧田さんみたいな有能なひとが。
ん? ちょっと待て。
ということは、あの副社長室に秘書と毎日ふたりきり?
「つうかお前、副社長夫人なのになにも聞かされてないって。大丈夫か?」
「え?」
「コミュニケーション取れてんのかってこと。ちゃんと話し合えよ。情報は共有しとかないとすれ違うだろ。体のコミュニケーションも大切だけど、そればっかりでもなあ?」
「ユウキくん、それセクハラ!」
いやいやその前に。
まだ体のコミュニケーションも取れてませんけど!
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