颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
いやいや、浮かれてる場合じゃない。
ここは探りを入れないと。
引き続き秘書が牧田さんなら知っているはず。
もし新たに秘書がつくならなんらかの反応があるはず。
今後の桐生颯悟の予定でカマをかけてみる。
「牧田さん、御相談をば。颯悟さんにサプライズを仕掛けたいんですけど来月の予定をこっそり教えてもらえませんか? 秘書さんならご存じかと思いまして」
と聞くと、牧田さんはまあるい目をパチクリとさせた。少し驚いたよう。
「あれ? 聞いてらっしゃらないですか?」
「なにを?」
「颯悟副社長には昨日から専属秘書がついてますよ」
「ええっ? 昨日から??」
ううっ。
既に配属されてたの?
内緒なのはまだ決定事項じゃないからだと思ってた。
でももう専属秘書が実働してるなら、桐生颯悟はどうして教えてくれないの?
「そそそそそうなんですか、どんなひとだろう……」
「とても優秀なかたで、初めてとは思えないくらいテキパキとこなされてます。見た目も素敵なかたですし」
「そ、そうですか」
「颯悟副社長の人を見る目は確かですよね」
「え? それって?」