颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)

「副社長ご自身が引っ張ってきたんですよ」


ということは秘書課以外の人間?
新規採用ってこと?

桐生颯悟が直々に探してきた女の子ってこと?


「明日のコンペも同行するみたいです。社外のみなさんへのお披露目も兼ねて」
「は、ハハハハ……泊まりで……。ええっ、泊まり?! お泊まりですかっ!!」
「はい。ゴルフ場近くの温泉宿で……麦倉さん? 麦倉さん大丈夫ですか?」


いえいえ、聞いてませんって。
専属秘書とお泊まりだなんて。

めまいがしてきた。
へなへなと床に座り込む。

死亡フラグが立ちました……ああ……。





*―*―*


ゴルフコンペは明日。
桐生颯悟が専属秘書とお泊まりに行くのは明日なわけで。

早く帰宅した桐生颯悟はリビングで荷物をまとめている。小さいキャリーケースに衣服や小物を詰めていた。

ポンポンと荷物を叩いてファスナーを閉める。
心なしか、楽しそうだ。

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